2008年07月13日

一発で太宰治シャキン!

昨日かおととい。

太宰治が何県の出身か知りたくて国語辞典を手にとりました。

分厚い国語辞典をシャキン!と開いたら、一発で太宰治のページが出てきて、

「おぉ♪」って。

そういうささやかなラッキーって、たまにありますよね。

人に話しても「で?」ってなると思うんですけど(笑)

ちなみに太宰治は青森県の出身でした。

2008年03月29日

箱根の坂 司馬遼太郎(著)

戦国大名、北条早雲の小説

箱根の坂〈上〉 (講談社文庫) 箱根の坂〈中〉 (講談社文庫) 箱根の坂〈下〉 (講談社文庫)


■コロンブスの卵

コロンブスの卵という言葉がありますよね。

数ある戦国武将の中でもコロンブスの卵を立てることができた人物は二人しかいないと思います。続きを読む

2008年03月29日

信長と秀吉と家康 池波正太郎(著)

戦国時代の入門書!

信長と秀吉と家康 (PHP文庫)
信長と秀吉と家康



むか〜し昔。



僕が日本史を好きになり始めたばかりの頃…

織田信長という人のことは、なんとなく知っていました。

豊臣秀吉という人のことも、なんとなく知っていました。

徳川家康という人のことも、なんとなく知っていました。

でも本当になんとなくでした。



だからいつも…

「信長と秀吉と家康についてわかりやすく書いた本はないかな〜」

と思っていました。



そんなある日、駅のキオスクで見つけたのがこの本です。



もうタイトルからしてズバリじゃないですか♪

内容も小難しくない。

読みやすい。

すらすらです。



戦国時代の入門書として、はげしくおすすめします。

信長と秀吉と家康

2008年03月28日

国盗り物語 司馬遼太郎(著)

国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 (新潮文庫)

脳みそ。

脳みそ。

脳みそ。


僕が『国盗り物語』を読んで感じたのは「脳みそ」ということです。

信長の脳みそ。

信長の脳みそでパチンと弾けた発想ひとつが、歴史を動かしていったっていう。そういう痛快さですね。

のちに『新史太閤記』を読んだときにも、同じことを感じました。


■今さらですが…

『国盗り物語』は戦国時代を舞台にした司馬遼太郎の小説です。全部で4巻あります。

前半(1、2巻)の主人公は斉藤道三。

後半(3、4巻)の主人公が織田信長です。



■ケンカの強いお坊さん

この本を初めて読んだときのことを、今でもよく覚えています。

ある本屋で何気なく手に取ったんです。

やたらケンカの強いお坊さんが出てきました。

骨っぽくて、野心があって、気宇壮大。

「なんだこの坊さん!」

引き込まれました。


■地位もない。金も何もない

きょう明日の喰うあてすらないお坊さん。

そんな彼が「国主になりたい」とつぶやくところから話ははじまります。

このお坊さんがのちの斉藤道三です。



■小説は事実よりも奇なり

小説の道三は、何もないところから才覚ひとつでのしあがって、たった一代で美濃の国主にまで成り上がります。


ユカイ痛快。


でも実際は親子2代による国盗りだったと言われていますよね。

まあ、それはそれ、これはこれということで。小説の道三の魅力に変わりはありません。


■信長は宇宙人

後半(3、4巻)からはいよいよ織田信長が登場します。

信長は斉藤道三の娘と結婚しました。

だから二人は義理の親子ということになります。

道三から信長へ、天下取りのバトンが受け継がれていきます。

で、信長は宇宙人…


■ラグビーボールのような発想力

信長の発想は想定外で、どこへ飛ぶかわかりません。

まるでラグビーボールです。

当時の人たちは、信長のことを宇宙人だと思ったかも知れませんよね。

「天才っていうのは、ここでこういう発想をするのか〜」

「信長のすごさはコレだ!」

と感嘆しながら読んだのを覚えています。

(・∀・)わくわく♪


■脳みそに針を

信長の「脳力」がラグビーボールのように暴れまわるのを見ていると、こっちの脳みそまで刺激されました。

針治療みたいでした。

脳みそに直接針をさされているような感覚です。気持ちいいです。

とかいいつつ、針治療って未経験なんですけどね。

国盗り物語〈第1巻〉斎藤道三〈前編〉
国盗り物語〈第2巻〉斎藤道三〈後編〉
国盗り物語〈第3巻〉織田信長〈前編〉
国盗り物語〈第4巻〉織田信長〈後編〉

2007年02月17日

武神の階 津本陽(著)

上杉謙信の小説

武神の階〈上〉 (角川文庫) 武神の階〈下〉 (角川文庫)


武神の階〈上〉
武神の階〈下〉

2007年の大河ドラマ『風林火山』で楽しみなのは、Gackt(ガクト)が演じる上杉謙信です。

Gacktも謙信もどことなく神秘的で妖しい魅力があるので、けっこうしっくり来るんじゃないかとワクワクしています。

さてこの『武神の階(きざはし)』は、その謙信が主人公の小説ですね。

1990年に「新潟新報」や「北日本新聞」など18紙に連載されました。

もっとも興味深かったのは、ある冬の昼下がり、謙信が後継者の景勝にいくさのコツを語るシーンです。

城攻めの心得、野戦で勝利する秘訣、いくさの駆け引きなど、とても具体的に細かい点までひとつひとつ伝授していきます。

ライバルの武田信玄と戦ったときのことなど、実例も豊富でした。

歴史の文献をつなぎ合わせたような資料重視の作風は好き嫌いがあるかも知れませんが、全体的に史実を大切にする落ち着いた雰囲気のある小説でした。

歴史小説をある程度読みなれてからのほうが、より楽しめる作品だと思います。

武神の階〈上〉
武神の階〈下〉

2007年02月15日

戦雲の夢 司馬遼太郎(著)

土佐の戦国大名、長曾我部盛親の小説

新装版 戦雲の夢 (講談社文庫)

主人公の長曾我部盛親は、土佐の戦国大名です。

有名な長曾我部元親の息子ですね。


■長曾我部盛親とは

ひょうひょうとして掴みどころがないマイペースの風流児って感じでしょうか。

風雲児ではなく、風流児のほうで。

暮れるといって急いだり、雨だといって走るのは、どうやらおれの気性にはあわないようだ。暗くなればなったで、紙燭のあかりでほろほろと酒をのむ風趣が、またよい(引用)


という人です。


■力はあるけど覇気がない

酒を飲みます。

女も抱きます。

それでいて剣の腕はたち、天下をみる眼も持っています。

しかし戦国大名としての貪婪な欲望は、持ち合わせていませんでした。


■戦国大名に向いていない戦国大名

豊臣秀吉の死によって天下は混乱。

ふたたび英雄たちが激突する時代に突入!

盛親は、

(おれは、やはり人傑ではないな)
(おれは、将としての能力のない男ではないか)

と悩みながらも、一国のリーダーとして厳しい時代の変化に対処していくことになります。


■やってみなくちゃわからない

盛親はいいます。

人の世というものは、生きてみねばわからぬものだ。とやかく考えているよりも、やってみるほうが早い。私のような男が、大名として成功するか、失敗するか、息を引きとるときに答えが出る(引用)


盛親は戦国大名としての欲望に欠けていましたが、能力は持っていました。

秀吉の死で天下が二分する中、彼は「次の天下は徳川」とハッキリ見通していました。

しかし歴史が面白いのは、そんな盛親が結局西軍につき、家康と敵対してしまうところです。


■もしもあの時…

家康を敵にまわした盛親は、関ヶ原で敗北します。

盛親は思います。あのとき関ヶ原で自分がもっと積極的に行動していたら、合戦の勝敗は変わっていたかもしれない、と。

盛親にもチャンスはありました。決断して、行動していれば、関ヶ原で家康を破ることができたかも知れないのです。

しかし彼は行動に踏み切れませんでした。

決断ができなかったのです。

五十年の人生に、人は、たった一瞬だけ、身を裂くほどの思いをもって決断すべき日がある。(引用)


盛親はその一瞬を見送ってしまったんですね。

彼は決断ができなかった自分を悔やみます。

でもここで終わらないのが、盛親のすごいところです。


■チャンスを生かせなかった人はどうなる?

一瞬のチャンスを生かせた人間はいいとしても、逃してしまった人間はどうなるのか。どうするのか。

心のすみでほんの少しでも、人生について「こんなはずじゃなかった」と思うことがある方は、この小説からきっと何かを感じ取ることができるんじゃないかと思います。僕もそうなので。

新装版 戦雲の夢 (講談社文庫)

2007年01月26日

功名が辻 司馬遼太郎(著)

戦国武将・山内一豊の小説

功名が辻〈1〉 (文春文庫)

仲間由紀恵さん、上川隆也さんの主演で、2006年のNHK大河ドラマにもなった小説ですね。

信長、秀吉、家康の3人に仕えた戦国武将・山内一豊と、それを支えた妻・千代の物語です。


■後味が悪い

ずばり。読後感が苦いです。

でもその苦味が、歴史の苦味なのかも知れない、と思いました。


■ボロボロの男

織田家に仕える山内一豊は知行わずか50石。

「ぼろぼろ伊右衛門」と異名をとるさえない風体の男です。

そんな彼が、妻の支えと自身の奮戦で功名を重ね、やがて土佐24万石の国主に出世していきます。


■歴史の舞台裏

ふだんは見ることができない歴史の舞台裏を、特別に覗かせてもらっているような気持ちになりました。

信長、秀吉、家康たちは歴史の表舞台で華々しく活躍しましたよね。

スポットライトを浴びる彼らの周りには、英雄でも天才でもない一兵士、一武将たちがイッパイいたわけで。


■普通の人はどう生きたのか

傑物たちの一挙一動に翻弄されながら、「普通の人々」はどんな知恵で乱世を生き抜いたのか。

『功名が辻』にはその答えがありました。


■信念は崩れる

一豊はスーパーヒーローではありません。

等身大の人間臭さが魅力です。

「男が、男であることを表現するものは、功名しかない」と彼は信じています。

でも司馬遼太郎さんは「この哲学は、いつか崩れるときがくる」と書いて、一豊の信念がゆらぐことを予言しています。


■迷い道

信長、秀吉、家康にはゆるぎない信念を感じます。「芯」というか「ふてぶてしさ」というか。

でも一豊にはそれがありません。

一途に功名を追ってはみても、ときにその信念はゆらぎます。

はたして自分の生き方は正しいのか、って。


■不器用で愛らしい

一豊と千代はあちこち壁にぶつかって迷いながらも、二人三脚でゴールを目指します。

けしてスマートではないけれど、その不器用さがかえって愛らしい。そんな夫婦の物語です。

甘さも苦さも、等身大。

功名が辻〈1〉
功名が辻〈2〉
功名が辻〈3〉
功名が辻〈4〉



■DVDボックス

NHK大河ドラマ 功名が辻 スペシャル DVD-BOX
NHK大河ドラマ 功名が辻 スペシャル DVD-BOX

2007年01月20日

一乗谷残照 夢野大志(著)

戦国武将・朝倉義景の小説

一乗谷残照―信長を苦しめた男、朝倉義景
一乗谷残照―信長を苦しめた男、朝倉義景


■滅びた者の言い分

織田信長に滅ぼされた戦国大名・朝倉義景の小説です。

朝倉義景と織田信長。

この二人の知名度を比べると、信長のほうがはるかに有名です。

ですから、どうしても信長の視点で歴史を見てしまうことが多くなってしまいます。

そのため朝倉義景については「時代の流れを読めずに滅びた戦国大名」という印象を抱きがちですが、それはあくまでも信長を中心に考えた見方であって、朝倉義景のほうにはまた別の言い分がある――ということがよくわかる小説です。

 
■頭のいい子

物語は朝倉義景の誕生の瞬間からはじまります。幼少期の義景は、とても聡明に描かれています。


■歯車が狂う

朝倉家の長老・朝倉宗滴が生きているうちは、朝倉家もうまく回っていました。

でも宗滴の死後、少しずつ何かがおかしくなっていきます。


■空中分解

宗滴という支柱を失ったために、朝倉家が空中分解していきます。

義景は組織の調和や人間関係を大切にし、平和を愛する心優しい男に成長し、朝倉家の当主として越前を治めます。

時代は激しく動きます。

義景はまったく新しいタイプの戦国大名・織田信長と対立することになり、一歩一歩、滅亡に近づいていきます。


■感想

幼少期の朝倉義景が聡明に描かれていることで「おや?」と面白みを感じました。

僕は信長中心の歴史に慣らされているので、朝倉義景が聡明ということに違和感を覚えたんです。

違和感といっても、いい違和感です。なるほど、そういう見方もあるのか!と。

この優秀な義景が、どうしてあのような優柔不断な当主になるのだろう、というところにまず興味がわきました。

この小説の義景は聡明です。平和主義者です。前例にとらわれず、自身の手で未来を切り開こうとします。それらすべてが原因となって、朝倉家は滅亡していきます。

一乗谷残照―信長を苦しめた男、朝倉義景

2006年04月10日

ふたり道三 宮本昌孝(著)

戦国武将、斉藤道三の小説

ふたり道三〈上〉 (新潮文庫) ふたり道三〈中〉 (新潮文庫) ふたり道三〈下〉 (新潮文庫)

1995年に『剣豪将軍義輝』で絶賛された宮本昌孝さんの作品です。


■死体の肉を削ぐ

ある男が短刀を手に、屍の肉を削ぎ落とすシーンから物語ははじまります。

屍は、男の父親です。

この男は何者なのか、屍の肉を削ぎ落とす行為にどんな意味があるのか。


■さわやかな道三

道三は「美濃のマムシ」と恐れられました。

どちらかというと腹黒くて油断のならない野心家というイメージなんですが、この作品は違います。

さわやかで快活な好青年!
(´▽`)ノ


■冒険の旅へ

道三は野心を胸に京を飛び出し、途中で多くの敵や仲間と出会いながら戦いを繰り広げます。

夢への階段をのぼっていく姿は、少年のような冒険心と躍動感にあふれています。

まさに道三とその仲間たちの青春群像といった雰囲気の小説です。


■夢のツーショット

若き道三と、老将・北条早雲が手を組んで、ともに戦う一幕があります。

これは興奮しますね。

あの道三とあの早雲のツーショットです。

戦国ファンには垂涎モノの心踊るシーンです。


■道三の秘密

道三は隠居後に剃髪してはじめて「道三」と号するようになりました。

ですからこの小説においても、はじめから「道三」と名乗る人物が登場するわけではありません。

はじめは読者も誰が斉藤道三なのかわからないんです。

魅力的なたくさんの登場人物のうち、いったい誰が斉藤道三になっていくのか、それを予想しながら読むという知的なゲーム感覚の面白さもあります。

この謎を解く重要なカギが作品タイトルの『ふたり道三』という言葉に隠されています。

ふたり道三〈上〉
ふたり道三〈中〉
ふたり道三〈下〉

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。