


■コロンブスの卵
コロンブスの卵という言葉がありますよね。
数ある戦国武将の中でもコロンブスの卵を立てることができた人物は二人しかいないと思います。ひとりは織田信長。もうひとりはこの小説の主人公、北条早雲です。
いや、僕が勝手にそう思ってるだけなんで、違うかも知れませんけど(笑)
■最初の戦国武将
早雲が世に出たとき、戦国武将と呼ばれる人間はまだ地上のどこにも存在しませんでした。彼がその第一号になりました。
■運命の女性
もともと彼は、ひっそりと生きてひっそりと死んでいくはずの人間でした。ところが一人の女性の登場によって運命が変わります。
■東で勢力を拡大
早雲は吹き荒れる「応仁の乱」を追い風に東国へわたり、そこで才覚をあらわして、またたくまに伊豆を切り取りました。
歴史上最初の戦国武将となった彼は、智謀と人望を武器にブロロロロローン!
関東制覇を目指します。
■たまごの立て方
なんでも最初にやる人間は、本当にすごいと思います。
早雲がどのようにしてコロンブスの卵を立てたのか、そのプロセスを楽しめます。
「自分も!」と卵を探したくなる小説です。
箱根の坂〈上〉
箱根の坂〈中〉
箱根の坂〈下〉