前回までの内容は大富豪ロックフェラーもくじをご覧下さい。
(・∀・)ノ さて
農産物の仲買商として独立したロックフェラーは、友人と組んでせっせと働き、順調に稼いでいました。
そんな折、大ニュースが。
1859年、ペンシルバニアで石油が出たのです。
想像図↓

それまでは石炭の時代でした。
でもこれで一気に石油の時代がやってくる!
誰もがそう思いました。
多くの人がビジネスチャンスを求めて石油にむらがりました。
一攫千金のチャンス。
オイルラッシュです。
ロックフェラーもこの波に乗り遅れないようにしないといけません。
そして…
乗り遅れました↓

( ̄∇ ̄|||) ガーン!
いや、彼のことだから、はじめから別のところに目をつけていたのかも知れません。
というのも。
金儲けの達人であるロックフェラーは、このオイルラッシュをちょっと違った視点でみていました。
石油が出たからといってそこにむらがるのではなく、その後のことを考えたのです。
つまり…
石油はそのままでは使えません。
3つのステップが必要です。
1、石油を掘り出す
2、輸送する
3、精製する(製油)
世間の人々は今、ステップ1に夢中です。
でもロックフェラーは、ステップ3に目をつけました。
彼は精油事業に取り組みました。
そして会社に力をつけるため、銀行から多額の借金をしました。
一緒に会社をやっていた友人は反対しました。
「オイルビジネスにうつつを抜かすよりも、本業をがんばろうよ」
しかしロックフェラーはききません。
「石油の時代が必ず来る。石油が僕の本業だ」
こうして二人は決別しました。
想像図↓

次回は最終回。
ロックフェラー帝国の樹立と崩壊のようすを見ていきたいと思います。
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つづく
大富豪ロックフェラーもくじ
次回最終回ですか〜 ロックフェラー頭よくて感心します
ロックフェラー凄いですね〜。先読みがうまい人って成功するんですな。
あと、この記事を読んだあと「アンビリーバボー」を見たらロックフェラーの名前を騙った詐欺師をやっていてビックリしました。
あ♪以前は歴史パロディの感想をどうもありがとうございます。
いつも先を考えるロックフェラーの姿勢はさすがですよね。
>milestaさん
仰るとおり、当時も製油のことを考えている人はいました。製油所もすでにありましたので。
ただロックフェラーは、みんなが石油の採掘にエネルギーや資金を注いでいるすきに、一足早く製油のほうにドカン!と投資をして儲けたということですね。
あ、レスを書いているあいだに書き込みをしてくれたんですね。はじめまして!
今日の「アンビリーバボー」は見ていないんですけど、ロックフェラーの名前が出てきたんですか。
あの番組は翌週(翌々週?)に再放送するので(北海道だけかな)チャンスがあったら見てみますね。