
世界の歴史人物伝
世界史の人物伝です。アレクサンドロス大王、諸葛孔明、ナポレオン、ヒトラー、シャカ、キリスト、ロックフェラーなど、世界の歴史を変えた人物の人生をまんがで読むことができます。
掲載されている人物は57人。人数はやや少なめですが、そのぶん人物の人生がよく書き込まれています。
この本のとくにすぐれているところは、人物の進路選択の動機をよく描いている点だと思います。
●ミケランジェロの志望動機
たとえばミケランジェロ。
ご存知のように彼は芸術・彫刻の分野で才能をあらわしました。
そのきっかけとなったのが、鼻です。
彫刻の学校に通っていた頃、友人とケンカをして鼻がまがってしまったミケランジェロは「これじゃ女の子にモテない…」と悲観しますが、そのコンプレックスをバネに「世界一の彫刻家」になることを誓いました。
●フォードの志望動機
フォードは安い自動車を大量生産し、自動車王と呼ばれました。
きっかけは彼が12歳のとき。
病気の母を診てもらうため、フォードは馬を飛ばします。
しかし間に合わず、母は亡くなりました。
このとき彼は、
「汽車のようにはやく、馬のようにどんな道でものれる乗り物があったら!」
と悔しがります。これが後年の自動車開発につながっていきます。
●親しみのもてる人物伝
この本で描かれている人物には人間味があります。
歴史上の人物の人生をただ紙とインクで再現するのではなく、そこに人間らしいエピソードをまじえて、立体感を与えています。
僕はわくわくと楽しみながら読むことができました。
世界の歴史人物伝
「アレクサンドロス大王とカエサル【古代ギリシアとローマ帝国】」監修:東京大学教授 本村凌ニ、漫画:井上大助。これも面白いですよ。
ムロタニツネ象さんの漫画も好きです。
学研の学習漫画ですが、これも解り易い本です。
アレクサンドロス大王とカエサルですか♪
面白そうですね。
ちょうどいまカエサルの本を読んでいるのでとくに(^^)
耳寄り情報ありがとうございます!