2004年12月12日

三谷幸喜の『新選組!』にイチコロなわけ

少年ではなくなってしまった今でもNHK大河ドラマ『新選組!』を見ると少年だった頃に感じたのと同じ種類のワクワクを感じます。

それはたぶん三谷幸喜さんの『新選組!』が、少年をワクワクさせるツボをおさえているからだと思います。

このツボが少女にも当てはまるのかどうかは、わかりません。ぼくは少女だった時代がないので。

たとえば第42話「龍馬暗殺」。
 
ふつう、新撰組と坂本龍馬は敵対していたというふうに描かれることが多いようです。だから坂本龍馬が好きな人は新撰組のことが嫌いだったりします。

大河ドラマ『新撰組!』においても、新撰組と坂本龍馬の関係はピリピリしたものでした。敵同士です。

ところがこのドラマの中で新撰組は驚くべき行動に出ます。

新撰組は「何者かが龍馬の命を狙っている」という情報をキャッチします。そして、その後いろいろあるうちに、あろうことか龍馬を助けようとするようになります。

暗殺者から龍馬を守れ!というわけで新撰組が出動します。

敵であるはずの龍馬の命を救うために、あの新撰組が動いた! これでもうぼくの心はイチコロです。

そういうのが好きなんです。

ルパン3世の『カリオストロの城』という映画がありますよね。

あれの最後のほうで、ルパンと銭形警部が、悪い伯爵をやっつけるために一時的に手を結ぶシーンがあります。

あのシーンを初めて見たときも、5歳ながらにイチコロでした。

ふだんは敵同士のルパンと銭形。その2人が手を結んでいる! そのことがすごくカッコ良く見えました。

新撰組と龍馬の協力関係も、ぼくには同じくらいキラキラして見えたのです。

これは今思えば少年マンガの黄金パターンのような気もします。敵であるはずの男といつしか友情がめばえ、協力関係になる。

キン肉マンなんかその繰り返しでしたしね。たぶん今の少年マンガもそのパターンなんじゃないでしょうか。

あとガンダムも。

アムロとシャアは『機動戦士ガンダム』(1979年放送)では敵同士でした。しかし『機動戦士Zガンダム』(1985年放送)になると、ちゃっかり仲間になっています。素敵です。イチコロです。

今どきイチコロという言葉を連呼するのもどうかと思いますが、かまいません、イチコロです。


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